update:2024/01


【生薬・INDEX】


【あ】【い】【う】【え】【お】【か】【き】【く】【け】【こ】【さ】【し〜す】【せ】【そ】【た】【ち】
【つ〜て】【と】【な〜の】【は】【ひ〜ほ】【ま〜も】【や〜よ】・【ら〜ろ】【ハーブ・スパイス】【補遺】
【資料】【注解】

※ここに掲載されていない生薬情報は以下を閲覧してください。
【生薬一覧】【民間薬】【動物薬・黒焼き・その他】

【あ】
藍草 赤目柏 茜根 アガリクス 阿膠(山東)
アザミ根 明日葉 小豆 阿仙薬 甘茶
アロエ        
【い】
イカリ草 イチイ イチョウ葉 威霊仙【注】 茵陳蒿
【う】
茴香(小) 茴香(大) ウコン(秋) 烏賊甲 烏梅
烏薬 裏白柏 (劇)烏頭    
【え】
延胡索【注】 延命草      
【お】
黄耆 黄今 黄精 黄土 黄柏【注】
黄連(和) 桜皮 弟切草 遠志【注】  
【か】
槐花 海金砂 薤白 海馬 柿の葉
柿の蔕 夏枯草 訶子 何首烏 葛根
滑石 カミツレ 瓜呂根 瓜呂仁 乾姜
甘草 款冬花(唐) 艾葉 莪朮  
【き】
桔梗 枳具子 枳実 菊花 菊花(杭)
吉草根 亀板 羌活 杏仁 キラン草
金柑 金銀花 キササゲ    
【く】
枸杞子 苦参【注】 狗背 クチナシ 熊笹
瞿麦 黒文字 胡桃 桑の葉  
【け】
荊芥 桂皮 鶏内金 決明子 牽牛子
ゲンノショウコ 欠実      
【こ】
膠飴 紅花 蛤介 合歓皮 香鼓
紅参 香附子【注】 粳米 厚朴(和) 虎杖根
牛黄 五加皮 牛膝 呉茱萸 五倍子
胡麻 五味子 牛蒡子    
【さ】
柴胡(三島) 細辛【注】 サフラン 鎖陽 山帰来
サンザシ 山査肉 山梔子【注】 蚕砂 山茱萸
酸棗仁 山椒(唐) 酸漿根 山薬  
【し・す】
地黄 紫苑 地骨皮 紫根(硬) 紫蘇子
紫蘇葉 疾藜子 柿蒂 地膚子 赤石脂
芍薬(唐) 芍薬(和) 麝香 蛇床子 蛇退皮
車前子 車前草 縮砂 庶虫 棕櫚実
十薬 生姜 棕櫚葉 升麻 小麦
菖蒲根 辛夷 女貞子 地竜 充蔚子
椒目 使君子 紫石英 水蛭 スギナ
【せ】
青黛 石菖根 柘榴実皮 石決明 石膏
石斛 仙鶴草 全蝎 川弓 前胡
川骨【注】 川穀 千屈菜 蝉退皮 旋覆花
センブリ 接骨木 青蒙石    
【そ】
草果 皀角子 皀角刺 蒼耳子 蒼朮
側柏葉 桑白皮 蘇木 蘇葉 皀夾(猪牙)
桑票蛸        
【た】
大黄 太子参 代赭石 大棗 沢瀉
たら根皮 丹参      
【ち】
竹如 竹節人参 竹葉 知母【注】
地楡 丁字 釣藤鉤 猪苓 陳皮【注】
【つ・て】
露草 亭歴子 天南星【注】 田七人参 天門冬【注】
天麻(唐)        
【と】
冬瓜子 当帰 冬葵子 唐胡麻 党参
灯芯草 桃仁 菟絲子 杜仲(唐) 独活【注】
土別甲 土瓜根 ドクダミ 橙皮  
【な〜の】
南天実 南蛮毛 苦木 ニクズク 忍冬
ニワトコ 人参 人参(紅) 人参(毛) ニンニク
【は】
敗醤根 貝母 麦芽 白芥子 柏子仁
白刀豆 白頭翁 白扁豆 麦門冬 破胡紙
蜂の巣 薄荷 鳩麦(脱穀) 鳩麦(殻付) 浜防風
蕃果 半夏 反鼻    
【ひ〜ほ】
彼岸根 菱の実 ヒトツバ 百合根 白止
白朮 白及 白強蚕 枇杷葉【注】 檳榔子
茯苓 藤の木 フジバカマ 防已【注】 茅根
防風 虻虫 蒲黄 蒲公英根 撲嗽
芒硝・【注】 牡丹皮 牡蛎 (劇)附子 (劇)炮附子
【ま〜も】
麻黄 マクリ 麻子仁 マタタビ 松葉
蔓刑子 松脂 蜜蒙花 目薬の木 木通【注】
木天蓼 木瓜 木香 桃の葉 木賊
【や〜よ】【ら〜ろ】
益母草 射干 益智 楊梅皮 雪ノ下
ヨクイニン 羅漢果 竜眼肉 竜骨【注】 竜胆【注】
良姜【注】 連翹 霊芝 連銭草 蓮肉
蓮葉 鹿茸 露蜂房 芦根  

【ハーブ・スパイス】
麻の実 カモミール クローブ 山椒(朝倉) 山椒(唐)
サフラン シナモン ジャスミン スターアニス ジンジャー
セージ 西洋オトギリ草 ターメリック タイム 陳皮
ナツメグ 乳香 ハイビスカス バジル 白檀
フェンネル ペパーミント マリゴールド ラベンダー レモングラス
レモンバーム ローズヒップ ローズマリー ローズレッド ローレル

【補遺】
禹餘粮 営実 (毒)夾竹桃 麒麟竭 (麻)罌粟
琥珀 犀角 (毒)ジギタリス 朱砂 川練子
穿山甲 センナ実 ソウズク (毒)朝鮮朝顔 (劇)巴豆
ハクズク 朴ノ実 孫太郎虫 真菰 羊眼
雷丸 (劇)ロート根      

【資料】

神農は生薬の始祖とされるが、あくまでも伝説上の神様だ。時代が下り、生薬を『本草綱目』という書物にまとめあげた李時珍(1518〜1593年)は実在した人である。中国・明の医師で他にも奇経や脉診の解説書である『瀕湖脉学』、『奇経八脉考』を著している。23歳の時に医学を志し、数年後には名医として湖北一帯に名を知られるようになる。34歳で明朝における医学の最高機関である「太医院」に推薦を受けて北京に赴いたが、性に合わず1年後に帰郷し地元で医業を続けることになった。中国の本草学は神農が薬草、毒草を食べて確認したとされる『神農本草経』を原典として、多くの増補が繰り返されてきた。しかし、次第に名称、薬効などに誤りや重複、不備が生じたため、李時珍が新しい本草書の編纂を思い立った。800種の書籍を参考に薬物の採集や研究を重ね、3回の校訂の後、61歳で『本草綱目』全52巻を完成させた。26年の歳月を要している。

【李 時珍・り じちん】

【國譯本草綱目】

李時珍が1578年に完成させ1596年に南京で出版された。全52巻で収録薬数は1892種、図版1109枚、処方11096種にのぼる。薬物ごとに名称の考証、産地の注解、過去文献の正誤、製造・調整法、気味、主治、発明、処方などの項目で記述されている。出版後、数年で日本に初版が輸入され、本草学の要書として多大な影響を及ぼした。日本で翻訳されたものは國譯・本草綱目と呼ばれている。

【注解】

【注.1】薬草写真は薬用部位ではなく、花や実を中心に描かれるのが通例である。華やかで判別にも優れているが、薬用部は花ばかりではなく、むしろ花は稀にしか使わない。ここでは調剤に使用する生薬を原形、又は調剤用にカットしたものを紹介します。薬草写真も可能な限り掲載しているので併せて閲覧して下さい。

【注.2】生薬の分量については中医の分量を記載しているので、日本の常用量より多く感じられるかも知れません。生薬を複数配合する分量と単独で使用する分量は臨機応変に対処するため、利用に際しては経験を積んだ方に相談して下さい。

【参考図書】國譯本草綱目・漢薬の臨床応用・中医臨床のための中薬学・生薬単・和漢薬図鑑・平成薬証論・和漢薬考・新古方薬嚢・スパイスの話

【参考施設】玄海町薬用植物研究所・徐福長寿館・中冨記念くすり博物館・旧島原藩薬園跡・福岡市動植物園・長崎県亜熱帯植物園

 

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