すべての方の「うつ」回復をめざして

近年、「うつ状態」で苦労される人が非常に増えています。厚労省の統計(2011年度)では、全国で95万8千人(男性37万4千人女性58万4千人)にのぼります。

その原因は、過労やストレスで起きる「通常のうつ病」と体質にもと付く「内因性うつ病」に大別されます。そして、うつ状態の大部分の方は「通常のうつ病」と考えられます。こうした場合、当クリニックでは次のような治療・対策に取り組んでいます。

うつ病はストレス・過労などによって、脳内のセロトニンやド-パミンという元気ホルモンが減った状態なので、これらのホルモンを増やす作用のある抗うつ剤を使います。ストレス反応が強い場合や不眠症状には安定剤を併用する事もあります。

脳内セロトニンは、食事・運動・ビタミンなど生活の仕方によっても増やせるので、その方法もお教えしています。

うつ病の回復には、ストレスを避け十分休養した方が良いので、必要と思われる方には病休の診断書を発行したり、ストレスや業務軽減対策など職場との話し合いにも協力しています。

こうした方法で多くの方は回復し、社会復帰を果たされますが、これだけでは回復困難な場合もあります。その場合、次の選択肢の相談もします。



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