窯 焚 き

登窯 初戸(ウド)の焼成
一般的な登り窯の窯焚き方法です。人によって異なります。

あぶり
(モセとり)
最初は、窯の外で燻す様な程度から始める。
ゆっくりと温度を上げながら、
素地の水分や窯の湿気(モセ)をとります。
また、備前の土は急激に温度を上げるとキズが
出やすいので、徐々に温度を上げていきます。

上 焚
5日目ぐらいから、上の焚口から、割木を入れる。
温度が高くなるにつれて、
割木を入れる量が多くなる。

オキがけ
(オキかき)
窯変をとるために、オキを作品にかぶせる。

横 焚
窯の中に温度差があるので、
窯の横焚口から 細い割木を焚く。

炭 入
桟切、青備前をねらう場合は、木炭を入れる。
最高温度
煙突から火柱が立つ。
窖窯(あながま)の窯焚き
一時、備前焼の歴史上から窖窯(あながま)が消えたため、
技術の伝承が途絶えました。
現在では、作者によって様々な焚き方や考え方があります。


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備前焼 渡邊琢磨