なけなしの永遠


  君からの電話の後 僕は

  腑抜けたように床に座りこむ

  この部屋は 刻一刻

  地平から屹立したレンズ状の銀河を

  窓枠の形に切り取ってゆく



  この夜の天辺てっぺんに向かって

  盲目のペガサスの群れが渡る

  それを百万の盲目の天使が待ち受け

  星々の片隅で火花を散らす

  互いを悪魔と思い込んで



  天が灼かれ 地が崩れて

  虚無に沈んだ宇宙の跡に

  小さな結晶がぽつりと輝く

  それが僕達の愛だったらいいね


 いろいろ葛藤があったわけです。ええ。


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