川を下る


  果物を一杯に積んだ小舟が

  舟縁から甘い果汁を滴らせ

  川を流れ下ってゆく



  両岸の土手の並木は

  鮮やかに咲き競う桃の花

  それを横目で眺めつつ

  舟は もう

  千年も流れ下っているのだ



  青く雲一つない空の下

  川は滔々と流れている

  とう とう と


 このころ、中国の仙境つまり桃源郷に心が向いてたのかも。二つ前の『』にもそんな傾向がほの見えるし。


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