宇宙卵


  ドロドロに蕩けた形のない僕

  裸のまま曝け出された惨めな僕

  卵の殻の中で

  じっと固まるのを待った

  流れ出さないように

  流れ出さないように



  「ノープロブレム」

  「コイバートナヒーン」

  「マイペンライ」

  「心配するな」

  殻の外から色々な言葉で語りかけてくる

  言葉は違っても同じ意識を伝える

  彼らが僕自身である事を知っている

  外側は内側

  内部は外部なのだから



  長くて短い時間ときが過ぎて

  その時間も元の流れを取戻した時

  苦しみの末 卵の殻は割れた

  そこに 形のある僕がいた



  あんなに煩わしく思われた世界も

  今は喜びに満ちている

  光も音も

  匂いも味も肌触りも

  全て在るがまま

  在るべきように 元のまま そこに在った



  生の苦しみと死の苦しみ

  しかし喜びも苦しみも全部自らの内に有る

  生の喜び 死の楽しみ



  そして宇宙の意思は

  今また長い道程みちのりを歩き始めた


 再生体験、所謂$_秘体験みたいなことは、そのうち別のページで語るつもりですけどね。


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