治療
僕達の見る夢が 突拍子もない論理で成り立ってるように この現実から醒めた時 僕達の物理や化学は およそ馬鹿げたものなのでしょうね それでも外側の事象とは 何かしら辻褄が合っていて 化学者の臨床データに基づいて 物理学者が仮説を作り それが治療に役立つのですね 今僕がいる診察台は どんな色 どんな形をしてたっけ
これも、いま経験している現実の裏に真の世界があるに違いない、という観念からの作品。なにが本当かなんてわかんないもんねぇ。