中国木材・新名古屋センター事務所棟設計競技案
広島県に本社を持つ中国木材株式会社の、新名古屋センター事務所棟の設計競技応募作品です。
木材の美しさ、集成材のスケール感を活かすためのカタチを模索し、また事務所という機能を効率良く導入するために、敷地の長辺方向に平行に配置した長い直方体のフォルムとしました。
単なる箱ではなく、木材の持つ表現の可能性を表現するために、中間部分で断面形状を45度回転させ、そこをメインの入口にしました。
内部は集成材が現しとなっており、建物の断面が変化していく様子がわかるようになっています。
中国木材の製品である集成材の展示ショールームも兼ねられるよう、集成材は露出しています。
触れたり眺めたりしながら、集成材の可能性を感じ取れる空間でもあります。
構造
集成材でつくった10m×10mのフレームを1.8m間隔で並べ、それを構造用合板によって連結しています。
中間部の柱も、長辺方向の桁も無い10m×90mの大空間の中に、事務スペース・会議室・食堂などの機能を自由にレイアウトできます。
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