四季を愉しむ山荘
軽井沢の別荘計画案です。

敷地の北方にある赤城山に向けた軸線と、敷地の勾配に沿った軸線。
これら2つの軸線が建物の棟間に微妙な角度と緊張感を与えました。
同じ庭を見るにしてもそれぞれの棟から見える景色は微妙に異なります。
禁欲的に間口を二間に抑えられた開口部から見える景色は、まるで絵画のように軽井沢の四季を楽しませてくれるに違いありません。
建物側面に注意深く穿たれた開口部からも、それぞれ特有の風景が味わえると期待します。
この別荘には、窓の数だけ違った景色を愉しむ場所があるのです。
建物が1つの大きなヴォリュームになることを避け、メイン棟、客室棟、駐車場棟に分節化しました。
外観はその分節化を利用して、信州の山々が折り重なるようなイメージとしました。 建物の中からは窓を通して色々な方向の色々な景色、季節ごとの微妙な変化を愉しむことが出来ると思います。
固定観念にとらわれない、変わったカタチの建物ですが、何よりも家族が一緒になって楽しめる空間、楽しい建物になると考えております。
平面案。
北方向(図面上方)に赤城山を臨む敷地の周囲は自然豊かな環境です。
東側にメイン棟、西側にゲスト棟を配置し、中央からアクセスします。
道路側立面。
各棟を分棟化し、信州の山並みをイメージしました。


インテリアイメージ

暖かみのある木質系の内装です。
各所に効果的に穿たれた開口部が、いろいろな景色を見せてくれます。

断面イメージ
2階の一番眺めの良い部屋は浴室です。



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