わすれな草

わたしを忘れないで

わたしを忘れないで

わたしを忘れないで

あなたの言葉が いつわりだとしても

あなたの純粋が 醜さをかくす うすぎぬだとしても

すべて受け入れて 包み込めると思っていた 愚かなわたし

雑草の間に生える

小さな花ほどの

とるにたらない存在でいいから

あの頃のわたしを覚えていて

わたしを忘れないで

わたしを忘れないで

わたしを忘れないで

いいえ やっぱり

忘れてください