9月30日

昨日 ジャズピアノレッスンで冒頭いきなり先生が「なーーんか突然で申し訳ないんですけどーーっ」と

実に唐突にしゃべり始めた。

11月末に、ベースとドラムとギターの教室の発表会っていうか、教室に通ってる人たちのライブがあるという。

その中でベースとドラムで組んでる人たちが「Softly sa a morning sunrise」をやるんだそーで、

でもベースとドラムじゃーメロディーラインとる人がいないんだと。で、たまたまジャズピアノコースで

この曲をやったところだったんで、誰かピアノ弾いてくれる人はいないかとオファーがあったんだそうで。。。

他にもジャズピアノコースはあるのに、うちの先生のクラスにオファーがあったってことで

「都合つくならぜひ出て欲しいんですが〜」

えっ( ̄Д ̄;;えっ( ̄Д ̄;;( ̄Д ̄;;

「大丈夫です、みんな生徒さんですから〜」

「でも、セッションするとなると練習とかはどうするんで・・・?」

「その日に少し音合わせくらいはしますけど、まぁほとんど ぶっつけですね(;^_^」

えっ( ̄Д ̄;;えっ( ̄Д ̄;;( ̄Д ̄;;

「ほーんとに大丈夫なんですよ、気軽にやってください、気軽に。」

「気軽にっていったって・・・」

「困るんです、他にピアノ弾いてもらえる人いないんです。メロディーなくてベースとドラムだけなんて、
まぬけてると思いません?」

「そりゃ思いますけど(;^_^」

「なにかご予定あるんですか?」

「いや・・・いまのところ別に」

「じゃあ!やりましょう!」

「でも・・・人の足ひっぱることになったら迷惑かけるしぃ あんなやつに頼むんじゃなかったとか言われると。。。」

「言いませんって〜みなさん生徒さんですし、そんなこと言う人誰もいませんって〜」

はぁ。。。やるって言っちゃったよ。。。。

つーか、なんか最近音楽系でいろんなことが目白押しで、自分でもびっくりしてる。

ドラムとベースとの生セッションなんて、まだまだ先、夢のまた夢だと思ってた。

ちと展開が早すぎないかぁ?(笑)

うまくいくかどうかはこの際こっちに置いておいて、 やることで なにか次のステップに踏み込めるのかも

って思った。怖い怖いって思ってるとなんにもできないもんね。


9月28日




「LOST」シリーズのシーズン2はまだまだ DVDレンタルは先だしなにか見るものはないかと

TSUTAYA放浪の末にたどり着いたのは「Xファイル」(笑)

テレビで放映してた時は子育てに追われてて、 たまに目の端でちらちらと見ることはあっても、

ちゃんと見たことがなかった。

よし、これならシーズン9まであるし、当分ハマれるかも。 ってレンタルしてきたわたしは

見事にハマってしまったのである(笑)

なんてったって、モルダーとスカリーのFBIコンビがいいんだなぁ・・・

わたしは元々あんまりスーツってそんなに好きじゃないっていうか、いや、好きじゃないわけじゃないけど、

自営の家に育ったせいか父親がスーツ着て出勤って生活の経験がない。

どっちかっていうとスーツよりカジュアル派なんだけど、モルダーのスーツ姿はかっちょええな〜(うっとり。。。)

それから、一貫してほとんどにこりともしないスカリーちゃんの無愛想ぶりも可愛い。組んで仕事してるうちに
 
なんとなくほのかに相手のこと 気になってくる様子なんかも面白い。

ってゆーか、この手の連続ドラマってなんで次が見たくなるかっていうと

ストーリー展開もさることながら、やっぱり登場人物に情がうつるからでしょ?

「LOST」なんか、見てるうちにわたしの中に「LOST」の登場人物たちが

ガッツリと食い込んでしまって、まるで彼らがわたしの親戚か友達みたいな感覚になっちゃってたもん。

「Xファイル」では、なんだかあのモルダーとスカリーのふたりの行方が気になって気になってしかたありません(笑)

「ほら、スカリー!モルダーのこと気になるんだろ?もっと 可愛げな物言いしろっ」とかね(;^_^



9月27日



寡黙なイニスと陽気なジャック

ふたりの対照的なカウボーイの青年たちは、ブロークバックマウンテンで過酷な羊番の仕事に就く。

たったふたりだけの山奥での生活。厳しい労働最初は「友情」だった。

彼らの友情が肉体を伴う関係に発展したのは、ブロークバックマウンテンの魔法だったのか。

「ゲイ」ではなかったはずの2人。

2人だけの秘密として封印し、それぞれの人生を歩いていたはずだったのに、お互い 

あのブロークバックマウンテンでの思いを忘れられず、以後20年にわたってときおりの逢瀬を重ねていく。


カウボーイ同士の愛情表現は、美少年愛雑誌とかの美しく刹那的なからみとはまったく違ってて

ものすごく荒々しく、むさぼり喰らうようだ。

とてもとても食べたいのに食べられないどんなに口を大きく開いても、どんなに深く飲み込もうとしても、

飲み込めない。そんなもどかしさが伝わってくる。

相手を恋い求めながらも得られない苦しさにみちみちている。

共に暮らすことだけが愛の成就じゃないと納得できるほど彼らの置かれていた環境は過酷だったんだろう。

ゲイが受け入れられなかった時代の話だ。

ちょっと退屈な映画ではあるんだけど、ブロークバックの大自然の中でのカウボーイたちの暮らし 営みが興味深い。

カウボーイの食事は「餌」 つまり生きていくためにだけ必要な食事で、まったくうまそうじゃない(笑)

来る日も来る日も「豆」「豆」・・・缶詰。

それでも、ふたりにとっては「楽園」だった、ブロークバックマウンテンでの日々。

ちょっとわたしには理解できない箇所もあるにはあった。

でも、成就しない関係 求めても得られない関係その中に 自分の存在価値を見いだしていくカウボーイの

虚しいけど おそらく不毛ではないんだろうな と思わせるラストにちょっと安心した。




9月25日

昨日は定例のおおもりライブ♪
今回は やっとこさ完成したわたしたちのオリジナル第2弾の発表でもあった。

と、あれこれ書きたいこといっぱいなんだけど、 どうも朝からお腹の調子が悪い(色気ないなぁ。。。)

そんなわけで、相棒の青くりちゃんの日記を リンクさせていただきたいと思いまする。

青くりちゃんの日記

で、やっぱりさ この年代でユニット組んで歌ってるってそんなにないらしくて めずらしいのかもしれない。

つーか、単なる出たがり?(笑)

でもね、楽しいんだもん。

なにかを作り上げて行くこと。

それを発表する場所があること。

そのつながりで、いろんな人と出会い またさらに つながっていくこと。

新しい場所ができていくこと。

もっともっと わたしたちの子供たち(歌)を 育て、生み出していきたい。


9月23日

ネット友の秀さんが、自分のブログで 時々タモリの「空耳アワー」の傑作を紹介してくれる。

わたしはこの「空耳」系が大好きで こっそり見てはひとりで大笑いしてる。

息子も大好きで、今日は定期テスト真っ最中の娘にも気晴らしにと見せたら大爆笑!

せっかくなんで、いくつかご紹介したいと思います。

「コンドルは飛んでいく」」
http://www.youtube.com/watch?v=tLr2dblOHeI  

「青い影」
http://www.youtube.com/watch?v=ZRx3zxkuhAA 

「宿直」
http://www.youtube.com/watch?v=epIUVuLBlZA

「パーマ」
http://www.youtube.com/watch?v=5AL5faAN-pQ


「命令口調の空耳」
http://www.youtube.com/watch?v=88vyirsICGY&mode=related&search= 


「これは子供にはちと見せられん」
http://www.youtube.com/watch?v=At0fjPjjFZE&mode=related&search=  

「ゲイ」
http://www.youtube.com/watch?v=CHmL3dJVffY&mode=related&search=  

「清らかな女神」
http://www.youtube.com/watch?v=r1o0NBeOCjQ&mode=related&search= 

「クイーン」
http://www.youtube.com/watch?v=mTs3R7K2xfQ&mode=related&search=  

「ビートルズ」
http://www.youtube.com/watch?v=IeF0KTEmxvo&mode=related&search= 

9月21日
思い切ってピアノの調律をしてもらう。

うちのピアノは26年前中古で買った。エレクトーンはやってたけど、ピアノの音色が大好きで

どうしても弾きたくて、バイト代やお年玉を貯めてたやつで購入した。

どっかの雑居ビルの物置場みたいなところに、布をかぶせただけで放置されてた。

たしか20万だったと思う。

それ以来調律はまったくしてない。せっかく買ったのに結局そんなに弾かなかったからだ。

嫁ぎ先にもエレクトーンは持ってったけれど、ピアノは置いていった。

結婚してからはふたさえあけず、弾き手の無いまま20年以上経過してた。

ピアノに触るようになったのはここ2、3年。

めちゃくちゃ音が狂ってるのは弾いててわかった。特にギターと合わせたりした時に 音のひずみは顕著で

こりゃーなんとかしなきゃなるまいと思ってた。しかもピアノってメンテもしないいると中にカビがでたり

虫がわいたり弦がさびたりして使えなくなったりするっていうじゃありませんか!!

このピアノがダメになったら、もう買えない。買い換えるなんて絶対無理。

やっぱし今思い切って調律しようかなーと思った矢先、ジャズピアノのレッスンに通ってるミュージックショップが

調律師の方を紹介してくれると言う。

そこで問題になるのは、値段。

調律ってなんだかやたら高いってイメージがあった。事前にショップのほうにだいたいいくらかかるか聞いてみたところ

毎年調律してる人で1回1万3千円。あとは調律放置した年数×2千円ってところが相場だという。

( ̄Д ̄;;ってことは・・・・5万・・・?

うう・・・・でもまあ しかたないかも。。。。放置して音出なくなって新しいのを買うこと考えたら

5万かかったって思い立った時に調律してもらったほうがいい。

なにより、弾いててものすごく気持ち悪かったのよね。音が。。。。狂ってるのがわかるんだもん。

弦がビミョーにゆるんでるな〜みたいな。

調律師さんは仙台からきてくれた。

ピアノの上のふたをあけて、オンサでビーンと確かめて「あ、半音以上 1音近く下がってますね。」

ああ〜やっぱり。

「この状態だと完璧に近いくらいのメンテすると10万くらいかかりますが、あとはやり方しだいですね。」

わたしのピアノは弦がかなりさびてて、調律の時にあんまり強く弦をしめたりするとピンッと切れる危険性も

あるらしく、弦一本張りかえると1万だそうで、260本入ってるから何本切れるかわからないかも、とにこにこしながら

脅かす調律師さん(;^_^A

「切れないように閉めますから心配しないでください。」

頼む!切らないでくれっ

さびを落とすと値段と時間がさらにかかるんで、弦のさびはそれ以上ひどくならないような手段を施して

あとはカビ落としと、肝心の調律は定位置にもどしてもらって、それで5万でなんとか仕上げてもらうことにした。

所要時間は3時間。いや〜さすがは調律師。これってやっぱり絶対音感優れてないとできないんでしょうね。

きっかり3時間でわたしの調子っぱずれのピアノは しわ取り美容整形に成功した女優のように(だれじゃい(笑))

若返ったのであります。

音がね、やっぱり違うのね。なによりも、タッチが格段に良くなった。いままではなんだか弾いててもたもたする感じが

してた。鍵盤も調整してもらったので、もたもた感がなくなって、キーを押さえた時にきっぱりと潔い感覚がとても心地よい。

こうして調律してもらっても、放置期間が長かったせいで最初のうちは安定しないんだそうで、また半年くらいすると

自然と下がってきちゃうんだそうな。だからあと2、3回は半年にいっぺん調律して(その時は通常の料金で

大丈夫だと)、そうやって安定してきたらその先は1年にいっぺん程度でいいとのこと。

そうやってメンテさえちゃんとしていたらピアノは何十年でも使える楽器なんだと。

「じゃーこれからちゃんとメンテしていったらこのピアノでもあと何年も使えます?」

「だいじょーぶですよー。まだまだ持ちます」

ああ〜よかった、おばーさんになっても弾いてられる(笑)

実家に戻った時、エレクトーンは前の家に置きっぱなしにしてきたから、おそらくもう弾くことはない。

でも実家にはピアノがあった。凹んでいた時、へたくそでもなにか弾いてるとなぐさめになった。

このピアノがあったから、ライヴやってみようって気持ちにもなれた。

つい最近「道具は愛情をもって大切に使っていれば、いつかきっと使う人を助けてくれる。」っていうような

言葉を聞いた。

わたしはピアノに助けられたと思っている。

ずっと放置していたにもかかわらず、ピアノは失意の底にいたわたしを救ってくれた。

だから「ありがとう」って恩返ししなくちゃね。

そうすれば、きっとまたこのピアノはわたしを助けてくれるに違いない。

調律が終わってから、青くりちゃんちで新曲の打ち合わせ。

わたしが書いた歌詞に青くりちゃんがステキなメロディーをつけてくれた。よくぞ歌詞をほとんど変えることなく

曲にしあげてくれたーって、感動!!

曲はわたしたちの子供みたいなもので、それがひとつひとつ増えていくのはとてもうれしい。

おそらくわたしのピアノは、これから先もその手助けをしてくれると思っている。





9月15日

うちは保育園と隣接している。 朝は特ににぎやかで、遊ぶ子供たちの歓声や泣き声

歌う声 笑う声が間断なく聞こえてくる。

片付けものしていたら、保育園の方向から子供の声がする。

「あ・・・・あそこにどこかのおかーさんがいるよ〜」

振り向くと隣接した窓の向こうに、3、4歳の男の子の顔 上半分が見えて、こっちを見ている。

わたしは男の子に向かって手を振った。

すると男の子は必死に背伸びして、わたしに手を振り返す。 面白いのでもっともっと手を振った。

「なにやってるのぉ〜?」

男の子の背後から同い年くらいのちっちゃい女の子がやってきた。

「あっちのひとが て ふってるの〜」

「あーほんとだーあたしもふるー」

女の子も振り始めた。

いつのまにか次々と子供たちが窓辺に寄ってきて手を振り始めた。

可笑しくて可笑しくて、わたしは笑いながら手を振り続けた。

9月13日

去年 友達からもらった梅で、梅干しと梅酒を作った。ちょうど1年。

琥珀色の美酒(笑)に仕上がりました♪

初挑戦にしては、なかなか美味しくできた。

「梅酒」で思い出すのは 高村光太郎の詩

********************************

死んだ智恵子が造つておいた瓶の梅酒は

十年の重みにどんより澱んで光を葆(つつ)み、

いま琥珀の杯に凝つて玉のやうだ。

ひとりで早春の夜ふけの寒いとき、

これをあがつてくださいと、

おのれの死後に遺していつた人を思ふ。

おのれのあたまの壊れる不安に脅かされ、

もうぢき駄目になると思ふ悲に

智恵子は身のまはりの始末をした。

七年の狂気は死んで終つた。

厨(くりや)に見つけたこの梅酒の芳りある甘さを

わたしはしづかにしづかに味はふ。

狂瀾怒涛の世界の叫も

この一瞬を犯しがたい。

あはれな一個の生命を正視する時、

世界はただこれを遠巻きにする。

夜風も絶えた


***********************************

奥さんの智恵子が亡くなった後に、10年前に智恵子が作ってくれていた梅酒を飲みながら

亡き妻を思い出す内容の詩だ。

詩を読んだのは中学の頃だけど、あれ以来梅酒には魔力のようなものが宿っていて、

作る人の魂を閉じこめてるような気がする。





9月11日
子供の頃、親に買ってもらった世界童話全集にのっていたおとぎ話。

不幸な境遇にいる王女が海辺で一匹のウミヘビと出会う。

ウミヘビは王女のためにいろいろな知恵を出して王女が幸せになる手助けをしてくれる。

ある時ウミヘビは自分がある国の女王で、魔女の呪いでウミヘビに姿を変えられてしまったと打ち明ける。

「王女、あなたが人生の中で最高に幸せだと感じた時、忘れずに海に向かってわたしの名前を三度呼んでください。

そうすればわたしは元の人間の姿に戻れるのです。わたしの名前はディオニジアといいます。」

「わかりました、必ずあなたの名前を三度 海にむかって呼びましょう。」

そして王女はウミヘビの知恵を借りて隣国の心優しい王子と出会い、妃となることができた。

王子との婚礼の日 幸せの絶頂にいた王女は自分の幸せに酔いしれてウミヘビとの約束をすっかり忘れてしまう。

思い出した時はすでに遅く、海に向かってディオニジアの名を叫んでも、声は打ち寄せる波に飲み込まれて

ウミヘビの姿はもう二度と現れなかった。


どこの国のなんてタイトルのおとぎ話だったのか。

おとぎ話はすべてハッピーエンドだと思っていた。

かわいそうなお姫様は最後にはみんな幸せになれるんだと思ってた。

たった一度の望みをかけて ウミヘビが幸せに導いた王女は、最後の最後に自分との約束を忘れた。

ディオニジアは人間に戻れずウミヘビのまま波間に消えた。



9月10日
M市にある喫茶店「りんどう」でのライヴに初参加。
レパートリーの少ないわたしら、でも今回はいつもと同じ曲やってもかまわないよねぇ〜なんて思ってたら
いつもの「おおもり」ライヴとメンツがほぼ同じ(笑)

「りんどう」のママさんは自分のお店でライヴやるのが夢だったそうで、ついには店の片隅にステージまで
作ってしまったという凝りよう。



このステージがなんだか結構いいのだな。

ライヴやってるって感じがちょっとする。(笑)

「りんどう」ライヴ常連でジャン・レノ似の えっと・・・名前なんだっけ・・・ 哀愁あふれるギターの響きが

胸に迫ります。もあひとかた えっと・・・名前なんでしたか・・・深みのあるお声で長渕 南こうせつ 松山千春などを

歌い上げる。 ここでもまた新しいライヴのお仲間とお知り合いになれてうれしい。

気さくで優しそうなママさんは、ライヴの模様をビデオ撮影して、次のライヴまでの間ずっと店内で流してるんだと。

「仕事しながらみんなの歌 口ずさんでるの。お客さんにも『ライヴやってるから来て〜』って宣伝してるのよ」

ああ〜本当に歌が好きなんだなぁ 

なんだかね、とっても楽しかった。変に緊張してガチガチになることもなく、演奏を楽しむ余裕があった気がする。

もちろん練習不足であっちこっち不具合はあったとは思うけど、自分で自分の曲を楽しめたなんて、もしかしたら初めてかも

しれない。やった曲が3曲ともオリジナルだったこともあるんだろうけど、やっぱりオリジナルはいいよなぁ

だって間違っても聴いてる人にはわからない

ってのは冗談で(笑)  自分たちの思いが聴いてる人たちにちょっとでも伝わる瞬間っていうのかな。

それってすごく気持ちがいいし、うれしい。


9月7日



「夜王」  作・倉科遼、画・井上紀良のコミックが原作のドラマ。

東京にあこがれて北海道から出てきた元暴走族の的場遼介(松岡昌宏)が、世界的デザイナー加納麗美(かたせ梨乃)に

励まされて歌舞伎町一のホストクラブ「ロミオ」の新米ホストになるところから物語は始まる。

「女は金 愛も心もいらない 」と言い切る「ロミオ」のbPホスト聖也(北村一輝)に対して、「ホストは金だけで動くんじゃない。

お客の心を癒すのが仕事」と 時にはお客の女性を体を張って助けたりする熱血漢の遼介。

さまざまな失敗を繰り返しながら、それでも仲間たちに支えられて少しずつ売り上げを伸ばしていく遼介。

「ロミオ」のオーナーでもあり、加納麗美の長年の親友矢島(内藤剛志)は、遼介に宣告する。

「3ヶ月で聖也を抜きbPになれなかったらロミオをやめろ と。歌舞伎町で生きる男たちの華麗で熾烈な戦いの幕が切って落とされた。

てな調子で始まるテレビドラマ。家ではテレビがほとんど見れない状態なんで、見逃してしまったドラマを今回DVDで見たら

いや〜はまったはまった。面白くていっきに最後まで見てしまった。

だいいち登場してくる面々が 当たり前の話だけどイケメンばっかし(笑)

松岡冒宏はもちろんのこと、その先輩ホスト役の要 潤   遼介の敵 聖也派の若いホスト光役の忍成修吾

「ロミオ」のbQ 蓮役の須賀貴匡  そしてなんてったって聖也役の北村一輝!! これがまた往年の美形悪役キャラを

彷彿とさせる 絵に描いたようなワル美。めちゃくちゃ目つきが鋭くて それでいてフェロモンムンムン。

でもって歯の浮くよーな台詞ポンポン言うんだ(笑)真っ赤な薔薇の花束とか持って。

さすがマンガが原作とあって筋立てがわざとらしいことこのうえない。でもそのわざとらしさが癖になるのね。


で、ホストクラブのシーンなんぞ見ると そんなとこに一度たりとも行ったことのない田舎者のわたしは

それが架空なのか現実なのかもわからない。
え〜ほんとに飲みもしないシャンパンタワーに大金使うの?とか リシャールって80万もするのぉ?とか

昔「素晴らしい世界旅行」って番組でアフリカの原住民の驚くべき生活をかいま見て驚愕していたのと同じ

感嘆符がいくつも頭の中をよぎったのであります。

ホストクラブかぁ〜

そりゃわたしだってあんなイケメンに囲まれたらドンペリの一本くらいは入れたくなるかもね。

もちろん自分で飲むけど(笑)

でもきっとおそらくわたしは永遠にあの世界へは足を踏み入れないだろう。

ホストクラブで享楽の時間を過ごし 大金はたいても「ステキな時間を過ごせたんだから」って割り切れるような

上手な遊び方ができない人間だと思うから。

100万あげるからホストクラブ行ってきていいよって言われても、行かないだろう。

地方に住んでたら歌舞伎町になんてそうそう遊びにいけないじゃな〜い、もちろん

そんなお金もないし。もらった100万ひと晩で使い切っちゃったらもう次無いじゃない?次がない遊びは嫌いだ。

それにさ、どんなにイケメンだって自分のものになってくれないイケメンとその時だけなかよくなっても

つまんないもんね〜みんなのイケメン共有するより、自分だけの一般市民でいいかも(笑)


そんなこと考えながら「夜王」見てると面白い。

自分が「ロミオ」の客になった気になって見てればいいのよ。

「リシャール 3本いれて・・・」とかってね(爆)

夢を金で買いに来る女と 金で女に夢を売る男のドラマ

でも、お金で買った夢は覚めた時つらい。そのつらさに耐えられる人じゃないとホスト遊びはできないように思う。


これはぜひ「夜王 2」ってのを作って欲しいな。原作も読んでみたい!!



9月4日
突然 携帯が鳴る。
でも最初のコールではちょっと取り込み中だったんで出られなかった。間を置かず2度目のコール

そーいえば昨日 一週間前にホームセンターで買ったガスレンジの片側のコンロが点火しなくなって、

保証期間内だから無料で修理しますってことで、修理日を確認する電話が来るってことだったんで、その電話だと思った。

留守電が入ってたので、聞く

なんとか保険会社からの電話で、路肩事故に関する修理を担当することになったうんぬん 

40〜50代の女性の声。決して怪しげではない。

コレクトコール番号だったので一応かけてみる。

担当の女性が出た。

「こちらは○○保険会社、担当のクワバラです。」

「あの〜留守電入ってたんですけど、なんでしたか?」

「はい、今回の事故の件で」

うう・・・・怪しい・・・つーかわたしは事故なんてここしばらくおこしてません。

「事故って・・・事故なんて起こしてませんが。」

「あの、ぶつけてらっしゃいませんか?」

「ぶつけるもなにも、事故なんておこしてないんです。」

しばし沈黙の後

「ああ・・・えっとH電設の山下(仮名)さまの携帯はご存じありませんか?」

「山下という知り合いはおりません。」

そしていきなり声のトーンがあがって

「そーなんですか・・申し訳ございません!!。路肩事故の件でうちの社員の携帯だということでお聞きした

番号をこちらが謝って登録してしまったようで、当方の間違いでした。ほんとに申し訳ありません。」

「間違い電話なんですね?それならいいんです。」

あせったぁ・・・・事故なんておこしてないのに、なんで保険会社から電話かかってくるんだって冷や汗出ました(笑)

つまりH電設の社員が仕事中に路肩事故おこして その修理を会社で契約してる保険会社に頼んで

事故った社員の携帯番号を間違って教えたか、保険会社が間違ってメモしちゃったってわけらしい。

H電設  検索してみたら、横浜の会社のようだった。

ご苦労様でございます(笑)


9月3日



「博士の愛した数式」

10年前 兄嫁(浅丘るり子)と共に事故に遭い、それ以来記憶が80分しかもたないという脳障害を負った

博士(寺尾聡)と未婚のまま家政婦をしながら子供を育てている女性杏子(深津絵里) そしてその息子の

「√(ルート)」の心の交流を描いた作品。

博士は事故からもう10年経過しているのに、記憶障害のため80分後には事故前の記憶に戻ってしまう。

せっかく覚えた名前も、思い出もすべて80分たつと忘れてしまう。

だから杏子のこともルート少年のことも、毎日毎日会うたびに、「君はだれ?」「君の誕生日は?」「君には

子供がいたのか」 同じ質問 同じ会話から始まらなくちゃならない。

これってものすごく虚しいことだ。

どんなに友情や信頼関係を築いても80分後には「無」になるんだから。

でも、この「無」が 実は虚しいことなんじゃないってことをあらわしてるんだな、この作品は。

数学って大嫌いで、いまだにひとけたの計算だって指使わないとうまくできないわたしだけど、

博士から数字の美しさを教えられたルート少年が成長して数学の教師となり、生徒たちに

数字の楽しさ奥深さを教えようと黒板に書き出す数式は、まぎれもなく「美」だった。

【素数】 素数の「素」は素直な素 なにも加えない本来の自分という意味。つまり「1」と自分自身以外では
      割り切れない数字

【完全数】  28の約数を足すと28になる。デカルトは完全な人間が滅多にいないように、完全な数も
        まれだと言った。

数学の苦手なわたしが、思わず数式の美学にひきこまれた。

おそらく数字ってわたしが漢字を美しいと思うのと同じように、天の星のようなきらめきをはなって

そこにあったんだろう。

記憶が80分しかもたないのなら、その80分間をせいいっぱい生きる

大事なのは思い出でもなければ未来でもない、「今」「この瞬間」が大切なんだ。

前編 なにもこれといって衝撃的なことはおこらない、ただ淡々と 博士と家政婦とその息子の

生活を描いてる。その折々にちりばめられた数式は、人そのものの有り様を表現してる。

数字を毛嫌いしないで、もっとうまくつきあえばよかった。

寺尾聡って「ルビーの指輪」の頃なんかよりずっとずっといい!うまい俳優になったなぁとつくづく思う。

宇野重吉の息子だもんなぁ・・・血は争えない。宇野重吉とはまた違った渋みで、名優だと思う

9月2日
娘の高校の文化祭。

息子と息子の友達1名を連れて遊びに行ってみる。

高3になるとクラスごとに模擬店をやるので、「ポテトもち」担当の娘は前々から

ポテトもちは必ず買うようにと言われていた。

ポテトもちってなんですか〜???

校門をくぐるとジョシコーセー ダンシコーセーがうじゃうじゃ(笑)

「いらっしゃいまっせ〜ヨーヨー釣りにきてくださーーい」「焼きそばいかがっすかぁ〜」 呼び込みの声が

飛び交う中、娘はテントの下で真っ赤な顔してポテトもちを揚げていた。



で、これがポテトもち(笑)  半ば食ってしまってから、撮影するのを忘れていたことに気づく。





サラダうどん ごま味は結構美味しかった。



画像がよく見えにくいんだけど、「○○とデート 30分200円」って貼り紙を発見!!

○○くんってクラスでもお笑い系の、おもしろいヤツで人気者。

チケット売り場に座ってた男の子に「あら、200円出すと○○くん 貸してくれるの?」と聞いてみた。

「貸します 貸します!デートでもパシリでもご自由に使ってください、あ、呼びますか?」

「いいいいやいやいやいや(笑)いい、いいから(笑)(笑)」

帰宅後 娘に「○○くん、借りた人いたの?」って聞いてみた。

「いないいない(;^_^」

だよねぇ〜(爆)

当の○○くんはテントの後ろで必死こいてサラダうどん 食ってました(笑)