3月29日

叔父の本棚にはものすごくたくさんの本が並んでて、中学になって初めて大人の本を読もうと

思った時、叔父は「俺の本棚から好きな本持ってって読め」と言った。

なんだかわけわかんないまま読んだのは「ジェイン・エア」と「女の一生」(笑)

(中学生がなんで「女の一生」なんだ・・・・)

小学生の時、山が大好きな叔父に連れられて登った蔵王。

真夏だったのにまだ雪渓が残ってて、雪渓から流れ出す雪解け水がすごく美味しかった。

山形演劇鑑賞会に入会していた叔父に誘われて、叔父の職場のグループに入れてもらって

月に一回 プロの演劇を見た。

わたしがアマチュア演劇にハマっていたころは、公演を必ず見に来てくれた。

もっといろんな話をしたかった気もするけど、大人になってからは忙しさにかまけてゆっくり話せないまま

月日がたった。

人の一生を 幸せだったか不幸だったか 他人が憶測するのは不遜だと思う。

どんな人にも幸せな部分とそうでない部分がある。

すべてひっくるめて人生ってもんなんだしね。


3月25日

冬眠から目覚めたばかりの亀のクサ子でしたが、今日永眠。

次に生まれてくる時は、もっと自由にあっちこっち行けるニャンコにでも

生まれておいで。。。

  ありし日のクサ子

3月24日
夜、ピアノレッスンの帰りにドトールよった。

レッスンに行くために仕事終わってダッシュで帰宅、大急ぎでカレー作って子に食べさせて、

一応自分も食べたけど あわてて食べたからどこに食べたのかわかんない状態で

ちょっと小腹が空いていたんで、ドトールで2本 ホットドックを買った。(1本は息子用ね)

できあがってお金払おうとしたら、あ゛っ!!財布に金がはいってないっ

といっても決して何者かに財布から抜き取られたわけじゃなくて、カラの財布を持ってきちゃったってわけ。

うぐぐぐ、この前も本屋で本買ってお金払おうと思ったら財布がからで、カードで支払ってきたんだよね。

しかもドトールがテナントで入ってる本屋で(笑)

あーーアホ ドジ バカ %$#””EI<)〜’&%$☆*★※

「お金のはいってない財布を持ってきてしまいました!カードなんて使えないですよね。。。」

「申し訳ございません、カードは・・・・」

「ですよねぇ・・・あの今家にお金とりにいってくるんで10分待っててもらえますか?」

「大丈夫ですよ、冷めてしまいますのでまたあらためて作り直しますね。

「いやいや!そんな、わたしが悪いんですからそのままでいいです!作り直さなくていいですから!」

「いえいえ、冷めると美味しくないし、いいんですよ。」

と、まだ若い店長さんは言う。

まずはそんなこと言ってる場合じゃなくてお金取りにいかなくっちゃ〜

で、ドトールに戻ると店長さんはあらためてホットドックを作り直してくれてて、平謝りするわたしに

従業員の女の子たちと笑顔で「こちらこそありがとうございました。」と頭を下げてくれたドトールのみなさん。

閉店時間過ぎてたのに、すみません!

できたてのホットドックは超美味しかった♪

つーか、財布持たずに買い物に行くこと数回。買ったものをそのままその場に忘れてきちゃうこと数回。

駐車場に車止めて買い物終わってどこに止めたかわかんなくなるなんてしょっちゅう。

こうなると病気だな、病気。うん、そーに違いない。


3月23日

なんか出遅れてしまったけど、ワールドベースボールクラッシック

野球オンチで、普段ほとんど野球なんて見ないわたしが、リアルタイムで試合みちゃったんだから

視聴率高かったのも当然だな。

娘とふたりで見ていたんだけど、娘もわたし以上に野球オンチ。

「表は漢字なのになんで裏は「ウラ」ってカタカナで書いてあんの?」

ああ、ほんとだ。裏はカタカナだ。

そろそろ試合終了って頃に、わたしが「よし、次空振りするとアウトで試合終了、優勝だぞ」って言ったら

「ウウウーーーーーーーン ってサイレン鳴るね。」

「ん・・・・?あれ・・・・・サイレンって、鳴ったっけ?」

それって高校野球の時だけじゃないかぁ?普通の試合の時ってサイレンならないだろ(;^_^A

「えっ!普通の試合じゃサイレン鳴らないんだ!?マジ?!」

プロ野球の試合でも終了すると ウウウウーーーーーーーンってサイレン鳴るんだと思っていたんだそうな。

でも、甲子園ってなんでサイレンなるんだろ。

娘に言われて初めて気がついた。


3月22日

さてと、気を取り直して

パウンドケーキを焼いてみました。



どう?どう?1日かかって焼き上げた逸品です。(うそです)

「伊藤家の食卓」でとりあげられて商品化されたすぐれものの容器に、説明書通りの分量の材料をいれて

レンジで5分。あ〜ら不思議 あっ!という間にパウンドケーキができるのだよ、明智君。

コーヒー生地とまぜまぜしてマーブルケーキにしてみました♪

味はそう悪くはありません。できたてを食べると美味しい〜 冷めるとちょっとぱさつくかな。でもまあほれ、

レンジで5分だから(;^_^A

こんなに簡単にケーキ焼ける時代なんだなぁ・・・・しみじみ・・・

子供の頃ケーキを焼くって行為にあこがれていた。

でも当時は電子レンジはもちろん、オーブン(天火とか言ったなぁ)なんてそんじょそこらの家庭にはなかった。

余談だけど、5年生の時だったかな ひとつ年下の電器屋のナオミちゃんとは幼なじみで、毎日みたいに遊んで

いたんだけど、市内のスーパーの家電コーナーで新発売のすごい電化製品の実演やるから一緒に行こうって誘われた。

それは入れてスイッチ押すと、あっというまに冷たいご飯が炊きたてみたいにほかほかになったり、火を使わずに

牛乳があったかくなったり、材料入れて3分で料理ができあがったりするものだった。

子供のわたしにはそれは魔法の箱に見えた。家に帰って「電子レンジってのが発売になったんだって、すごい機械

なんだよ〜買って〜買って〜」ってねだったけど、当時のレンジは15万とか すごい値段だったんだな。

「バカ〜そんな無駄なものは買わない」と親に一笑に付されたわけだけど。

で、話はそれたけど、子供の頃わたしのお誕生会の時に友達のユキエちゃんのお母さんが焼いてきてくれたケーキは

美味しかったなぁ・・・・いままでであんなに美味しいケーキは食べたことがない。

わたしの中では、あのユキエちゃんのお母さんのケーキを超える物はいまだかつてない。

わたしの母親は思いっきり和製の母で、とてもとてもケーキを焼くなんて芸当はできなかった。

ユキエちゃんは瀟洒な洋風のお家に住んでいて、叔母ちゃんがカナダ人と結婚してて、ハーフの従妹がいて

共通語しゃべってて、しかもケーキを焼くお母さんがいる。

田舎もんのわたしには夢のような話だった。

だから大人になったらケーキを焼く女の人になりたいと思っていた。

結婚した時お祝いにオーブン機能付きレンジをもらったけど、何度挑戦してもクッキーは焼きすぎで真っ黒け。

ケーキはちっともふくらまずガチガチ。ちゃんと分量とおりに作っても同じ。

オーブンレンジはトースターになっちゃって、しまいには壊れてしまった。

だからレンジでたった5分でパウンドケーキが本当にできた時には、感動してしまったね。

ほ〜んと、便利な時代になったものよ。
3月21日

ワールドベースボールクラッシックで見事日本が優勝 って話題で今日の日記ネタは決定!と

思っていた矢先、息子のクラス5年1組の電話連絡網が入る。

実は息子の担任の先生が、去年異動してきたばかりなのに転勤になってしまって、てっきりその送別記念品の

徴収の連絡だとばかり思った。

「ああ、先生の記念品のことでしょ?」なんて脳天気に返事したら

「いや・・・・それもそうなんだけど、もっと緊急な連絡があって・・・・」と、声が暗い。

「○○くんのお父さんが亡くなったんですって。」

え・・・・うそ・・・うそでしょ?と、それ以上言葉が続かない。絶句とはまさにこのことだ。

だって○○くんのお父さんってわたしの小学校の同級生なんだよ。奥さんとも知り合いで、息子同士が音楽教室も

幼稚園も小学校でも同級生で。

ついこの前もクラス懇親会で奥さんと二次会で楽しい時間を過ごした。

4人の子供に恵まれて、3番目の子が卒園だから謝恩会の準備で忙しいの って・・・・

うらやましいくらい笑顔が輝いていて、悩みながらも子育てをとっても楽しくやってる人って思ってた。

わかんないわかんない・・・ほんとに、人の命ってわかんない。。。

人生って、幸せって、いつどうなるのかわかんない。ほんとに、ショック。

3月20日

今日はまったくもってあわただしいっていうかなにやってんだかわかんないうちに1日が過ぎてしまった。

昨日の夜から息子が耳の下の痛みを訴えてて、場所が場所だけに「え・・・おたふく?」って思ったんだが

何年か前におたふくやってるのよねぇ・・・しかも2才の時に3000円くらい出して予防注射してるのに

予防注射がなんぼのもんじゃいーーって思った。

今朝 耳の下は腫れ上がって、元々まんまるの顔がさらに丸くなっちゃって痛がるので市立病院に連れていく。

「これはおたふくじゃないかなぁ。」と医師。

「でも何年か前におたふくやってるんですが・・・」

「え、その時両方腫れましたか?」

「いや、片一方だったと思います。どっちだったかは忘れました。」

「どこで看てもらいました?」

あれ〜どこだっけかなぁ。うう・・・・忘れちゃった。

「ここ・・・・・だったけかなぁ?」

医師はカルテをまじまじと見て「う〜ん、ここじゃないなぁ。カルテに載ってない。」

「あ、じゃ違うとこだ、すみません、どこで看てもらったか忘れました(あせあせ)」

「じゃもしかしたら前はおたふくじゃなかったのかもしれませんねぇ」

流行性耳下腺炎っていうのが俗に言うおたふく風邪で、流行性じゃない耳下腺炎ってのもあって

そっちの可能性もあるけれど、腫れと痛みがあんまり続くような時は、唾液の出る腺に石が詰まる(唾石って

いうらしい。)ってこともあって、それってまあ尿道結石の耳下腺版ってやつ?それだと開業医じゃなくて

総合病院の耳鼻科に行って造影して調べないとわからないしってことで、息子の場合は右の耳下腺と

左の扁桃腺のとこあたり(顎下とかいったか?)も痛むので、おたふく疑惑が非常に高いってことだった。

しかもいつのまにか流行ってるらしい。

血液検査すればおたふくかどうかがちゃんとわかるっていうんだけど、血液検査という言葉が医師の口から

出たとたん、息子は地蔵のようにカチーーンと固まってしまったので(笑)

医師も「別に血液とって調べるまでもないと思いますよ、湿布と痛み止めで様子見て、治まらなかったら

また来てください」とのことだったんで、検査はしないで帰ってきた。

おたふくか〜予防注射までしてて、2回もかかるってか。ってゆーかそういえば前はなんだか異様に

軽かったんだよなぁ。腫れてるっていわれたけどわたしにはちっともどこがどう腫れてるのかわからなかったし、

熱も微熱程度ですんじゃったし、もしかしたらおたふくじゃなかったのかも。

息子は夕方になったらガンガン熱出てきたので、やっぱりおたふくかなぁ(笑)

今日は朝からものすごい強風が吹きまくって、講習のため登校した娘からも、

「電車が止まっちゃって動かない」って電話が来て、娘&友達2人を迎えに行って家まで送ってって

そんなこんなで ああ〜シンド  なにもしないうちに1日が暮れていきます。



3月19日

叔父の見舞いに行く。

状態はかなり悪くて、最初に入院した時は本人はつらかったんだろうけど見た目は通常とそんなに

変化はなかった。でも今は目も開けていられないほど衰弱しきってる。

会話もほとんどできず、意識が朦朧としてるせいか受け答えも満足にできない。

母は「また来るからそれまでがんばれ。」って声かけてたけど、本人にとってはこの状態で生き続けることのほうが

なによりもつらくて酷なんだろうなぁ・・・

思い切って叔父の手を握ってみた。あったかい、でも握り返す力はもう無い。

「足を触ってくれ。」と、か細い声で叔父が言う。

熱のせいか足が火照って、冷たい手で触ってもらうと気持ちがいいという。

わたしは叔父の両足を交互にさすり続けた。母も一緒にさすった。

子供の頃、縁側で爪を切る叔父を見ていた。

「TAKOちゃんのかかとってなんでカチカチになってるの?」

山登りが大好きだった叔父のかかとは、靴のせいかガチガチになってた。子供だったわたしは叔父のカチカチの

かかとが面白くてよく触らせてもらってた。

叔父の足をさすりながら、今は無いあの古い家の縁側で爪を切る姿を思い返してた。

最近「死」ってものをよく考える。

この年齢になると、可愛がってもらったり親しくしていた人の死に遭遇することが多くなってくる。

そしていずれ自分も死んでいく。

昨日見た「フォレスト・ガンプ」で、フォレストのママが言った。

「死は生の一部分なのよ。」

誰にでも等しく 平等に 必ずおとずれるものだからそんなに悲しむことはないのだと。

4月の初旬、叔父の2番目の娘が第2子を出産する。

「生まれ変わりだなぁ・・・」と母はつぶやく。

誰かが死に、誰かが生まれる。

そうやって人は命をつないでいくんだと信じたい。



3月18日
映画の話は「棚からひとつかみ」に書けばいいんだろうけど、日記ネタにつまった時は

映画の話に限る(笑)

いまさらながら だけど、「フォレスト・ガンプ」を見る。



映画の内容はいまさら書くまでもないけど、まあわたしとしては感動ってとこまではいかなかったかな。。。

この前トム・ハンクスの「ターミナル」を見たけど、あれも いい話ではあるんだけどなんだかこう

いい話がフワフワただよってってそのまんまさよなら〜みたいな。

「ターミナル」でも主人公が大好きな女の人は、主人公がとてもいい人で自分を心から愛してくれて大切に

してくれるってわかっていながら、主人公じゃない男の元に戻っていく。

この「フォレスト・ガンプ」も、フォレストが一生を通じて愛し続けた女性ジェニーとは、子供まで成しながらも

結ばれない。ついにはなんだかわけわかんない病気で死んでしまう。

無欲なフォレスト、どんな時も なにも理由を持たず心の赴くままに行動し、結局は成功を勝ち取っていく。

欲のない彼にとっては、つかんだ栄光ですら自分の求める幸せではなく、ただひたすらジェニーと共に

「豆とニンジン」だった頃の子供時代のように、側にいて暮らせることだけを望んでいる。

でも、それだけがかなわなかったわけよね。

「人生は、チョコレートの箱みたいなものよ、開けてみるまではどんな味なのかわからない。」っていうのは

フォレストのママの台詞。   ほーんと、まさにそのとおりだ。

フォレストが入隊してベトナム戦争に行った時の上官 ダン小隊長役のゲイリー・シニーズがなかなか

良かった〜 彼はベトナムのブッシュでゲリラに攻撃されて、自分が率いていた連隊がやられちゃって

自分も両足を失ってそのまま名誉の戦死をとげるつもりだったのに、フォレストに助けられちゃうのね。

最初は自分をこんなみじめな姿で助け出したフォレストを恨んでるの。

「人には人の運命ってもんがあるんだ!俺の運命はベトナムで名誉の戦死をとげることだったのに、

こんなみじめな姿で生きる運命なんて、こんなの俺の運命じゃないっ!」

でも、フォレストとかかわっていくことで、生きる力を得て クライマックスでは両足に義足をつけ

アジア系のフィアンセと共に人生やりなおす決心するの。

この人なにがいいかっていうと、とっても目力(めぢから)があるのね。

目に力のある人って好きだ。



この俳優どっかで見たなと思ったら「フォーガットン」であやしい医者役で出ていたし、「アポロ13号」では

土壇場でハシカだかおたふく風邪だかにかかってアポロに乗れなかった飛行士役で出ていた。

「グリーンマイル」にも出てるんだけど、ちょい役らしくてなにやっていたか確認できませんでした。

それからフォレストの息子役で出ていたのが「シックスセンス」の少年なんですってね。

ダン小隊長にだけ目がいっちゃって、感動しなてまま終わっちゃった(笑)

でも、「一期一会」ってなんで日本ではこんなサブタイトルついたんだろう。

たしかにフォレストはケネディやジョンレノンやプレスリーやニクソンと遭遇してるけど、

だから一期一会って、そりゃちょっと苦しいタイトルなんでないの?(;^_^A


3月17日

ああ・・・・「焼き肉」食べたい・・・・・・・

ギャオエ〜!やきにくぅぅ  食べたい

焼き肉屋の「焼き肉」が 食べたい!

JAZZピアノレッスン 2回目

仕事だったんで今週と来週は 夜に時間変更してもらう。

いまのところ 楽しいなぁ  30分が  あ!っていう間。

でも、理論はチンプンカンプンだ(笑) コードの仕組みなんて何回説明してもらってもちっともわかりません(キッパリ!)

そういうことはあんまり深く考えずに、スルッとジャズィーなフレーズが出てくるようになったら

良しといたしましょう。

それにしても、焼き肉 食べたいなぁ。。。。



3月16日


「フライド・グリーントマト」を観る。

エブリン(キャシー・ベイツ)は、若くもなく年老いてもいない中途半端な自分をもてあましている。

夫は仕事から帰ってきても、夕食の皿を持ってテレビの前に座り、野球中継に夢中。妻の顔も見ようとしない。

結婚生活をより良いものとしようと、いろんな講座に通うけれど、どれもまったく参考にはならず、

甘いお菓子をたえず食べ続け、更年期のせいか訳もなく泣きふさぎ込む自分が嫌で嫌でたまらない。

ある日、入院している夫の叔母を見舞いに行き そこでひとりの老女ニニーと知り合う。

ニニーの話す昔語りに エブリンはしだいに心を動かされていく。

それは50年前 アラバマ州に生きた闊達で奔放な女性イジィーと、その親友ルースのストーリーだった。


なんだかひさしぶりに、いい映画を見たって感じがした。

ショッキングなことも 派手なアクションも無いけど、人が人を思いやる 友が友を慈しむ

そんなささいだけどとっても大切であたたかい気持ちを思い出させてくれる映画だ。


エブリンはニニーの語るイジィーの、自由闊達な生き方に触発されて、良妻賢母ではあっても

決して「自分」を生きていなかったことに気づいて、変わっていく。

駐車場に車止めようとずっと待っていたのに、途中から若い女の運転する車に割り込まれて

「うるさいわね!オバサン!」ってどなられて、それまでのエブリンはただ傷ついてうなだれてただけなのに

その日の彼女は、女の運転する真っ赤な車を自分の車でボコボコにしちゃう。(笑)

歓声あげながら。

自分の怒りさえも押し殺して生きてきたエブリンは、その時やっと自分の怒りを正直に

表現した。

「あたしは自分の醜い姿を、鏡で見せられたの。その鏡を見せてくれたのがニニーなのよ。」

ニニーの思い出話に出てくるイジィーの姿に励まされて、しだいに自分を変える努力をしていくエブリン。

そして最後にニニー自身が イジィーであることを知る。

「死ぬことがどうして怖いの?年老いてもうすぐ召されるあたしが ちっとも怖くないっていうのに!」

ああ〜こんなおばあちゃんになれたらいいね♪

病室に薔薇の切り抜きを飾り、まるで昨日のことのように50年前を語る。

彼女が死を恐れないのは、生きている一瞬一瞬を ちゃんと自分の足でふんばって生きてるからなんだろうな。

そんなこと思わせてくれる作品だ。


フライドグリーントマトっていうのは、イジィーとルースが駅前に開店したカフェの名物料理で、

赤く熟す前の緑のトマトをスライスして揚げた トマトのフライ。

なーーんか すごく食べたくなった!



3月15日
ライブドア問題でいまちょっと話題の「UAEN」

無料動画配信やってるっていうんでサイト見てみる。

登録さえすれば無料でテレビ番組やアニメ、ドキュメンタリー、映画、バラエティーがいつでも

見たい時に見れる。

夕食後テレビの無い部屋にいるわたしにはうってつけ。

ってんで、さっそく登録してみる。

たいした映画はやってないけど、DVD借りてくること考えたらこっちのほうがタダだし、返しに行く手間も

ないし、時間つぶしにはいいかも。

ただスポンサーのご協力で運営してるんで、画面の脇に広告が入ってるのがめざわりといえばめざわりだけど。

さっそく27年前の邦画を一本見てみた。(なにを見たかは ナイショ(笑))

こりゃいいや〜時々CM入るけど。

UAENでやっている無料動画配信サイト「Gyao(ギャオ)」 チェックしてみそ。

「Gyao(ギャオ)」

それにしても、ネットでタダでテレビや映画見れるなんて、すごい時代になったもんだ。

3月14日
ひさびさに青くりちゃん宅にエステしてもらいに行く。

青くりちゃんにエステしてもらうと、不思議と心身共にリフレッシュするんだよなぁ。。。

指先の魔術師と呼びたい(笑)

いままさにエステにとりかかるその時、くどちゃん乱入!!(笑)

仕事中にサボりに・・・じゃなくて(;^_^A

とにかくすごいナイスタイミングだったので、くどちゃんには今年の「ナイスタイミングで賞」を差し上げたいと

思います。

そこでも話になったんだけど、人の巡り合わせって縁だよねぇ

年齢も住む土地も接点のなにもない人と人とが、偶然に出会って、こうやってお茶飲んだり

一緒に音楽やったりしてる。

縁があったんだよね。

どんなに長く深くつきあっていても、縁がないといつのまにか切れる。

一度切れた糸でも、縁があったらまたきっとどこかでつながる。

そう思って生きていたい。




3月13日

昨日、入院している叔父を見舞いに行った。

叔父は眠っていて それが尋常でない眠り方だったからそのままおこさずに帰ってきた。

夜、叔母から電話があって、強い薬を使って眠らせているんだそうだ。

3回までしか使えない薬だ。

先月一時退院して自宅療養してたが、また具合が悪くなって再入院したのが3日前。

なにか叔父のためにしてあげたいと思いながら、実は思うようなことはなにひとつできない。

たまに見舞うくらいのことしか、いや それさえ思うようにできずにいた。

怖かった。怖かったの、「死」が。

なんて弱い人間なんだ、あたしって。

どうしようもないいくじなしの、役たたずだ。

いつもどんな時もおだやかで、決して声を荒げて怒ったりすることのない叔父だ。

涙も見たことがない。祖母の死の時も淡々と、いつもと変わらない様子だった。

そして自分の病状も知っていた。自分の行く末に関しても、びっくりするほど淡々と受け入れているように

見える。そんな叔父を見るのが怖かった。怖くて怖くていてもたってもいられない。

「力になるから、なんでも言って」

そんなの口先だけ・・・・なにもできない なんにも。ただ怖くてその場にうずくまっているだけ。

情けない人間。



3月12日
妖怪百物語

「妖怪百物語」 やっと探した(笑)

これこれ、この映画の百鬼夜行が わたしの記憶の中にガッツリと食い込んでいたのだ〜

ちょっと人数が思ってたより少ないかなって感じだったけど、行列の最後に長屋の大家がよそいき着たみたいな

かっこうをしたぬらりひょんだかなんだかの妖怪が、みんなより少し遅れて扇子ふりながら歩いて行く。

やっぱり妖怪っていいな♪ 

「ゲゲゲの鬼太郎」にも歌われてるでしょ、「お化けにゃ学校もー試験もなんにもない♪」「お化けは死なない〜

病気もなんにもない♪」  悩みなさげでいいなぁ。楽しげでいいなぁ。

実はわたしは「子泣きじじい」だ。(オイオイ。。。)

いや、マジで(笑) 高校の時みんなに鬼太郎に出てくる妖怪の名前つけるのがごく一部にはやって

「ねずみ男」もいたし、「死神」もいたし「猫娘」もいた。

わたしは「子泣きじじい」だった。(なぜ!なぜなのっ!)

女子高生で「子泣きじじい」ってのも悲しいものがあるが(笑)

で、映画の内容だけど、「妖怪大戦争」よりつまんなかったかも。

ルーキー新一が出てて、非常に懐かしかった。

ルーキー新一ってご存じ?昭和30年代 ちょっと前の明石家さんま並みの人気があったコメディアンで、

服の胸のとこ両手でひっぱって「いや〜んいや〜んいや〜ん」とかって。。。。。知りません?

子供の頃好きだったの(笑)ルーキー新一。

いろいろスキャンダルとかあったそうで、なにげに芸能界から消えちゃって、カムバックもしたらしいんだけど

以前のような人気は出なくて、25年前に亡くなった。レッツゴー3匹の真ん中の人の実兄です。

昔の映画を見ると懐かしい芸能人が出てるから、内容はどうあれ、楽しい。

3月11日
最近テレビはほとんど見なくなった。

食事中だけだなぁ・・・我が家は昔からテレビ見ながらご飯食べる行儀の悪い家庭なのだ(笑)

昨日は 「大家族スペシャル なんとかさんちの涙と笑い奮戦記」みたいなタイトルの、

ほらほら、子供10人くらいいて、子育てに疲れちゃってお母さんが家出しちゃって、結局離婚しちゃって

16才のおねーちゃんが母親代わりになって切り盛りしてたんだけど、バイト先の男の子の子供妊娠しちゃって

結局入籍もできずに出産してしまいました みたいな。

おいおい、「涙と笑いの」なんて言ってられないんじゃないのぉ?って感じの番組展開になっててね。

ここのおとうちゃんってのが、なんだか絵に描いたみたいな「いい人」なんだな。

子供たち置いて出てっちゃった妻を、子供たちの前では「お母さんはどんなことがあってもお母さんだ」だの

16で妊娠しちゃった娘には、「お前もこれから大変だけど、とにかく元気な子供を産んでがんばれ。」みたいな。

テレビに映らない部分ではさまざまな葛藤があるんだけど、受けをねらってきれいごと言ってるんですってほど

計算高い人間には見えないけどなぁ。

やっぱりあれってマジで善人なんだろうか。あの親父さん。

もっと怒っていいと思うぞ〜 出てった奥さんに灰皿ぶつけていいと思うぞ〜(アルミのな)

まだ子供なのに子供作っちゃった娘を2、3発なぐってもいいと思うぞ〜(軽くな)

そのあげくに許してもいいけど、もっと怒れよ  怒って怒って体中怒りで震わせて、何年もその怒りを

引きずって、ゆっくりと時間かけて相手を許していくものなんじゃないか?

子供が隣んちから柿盗んできたとかいうのとはわけが違うんだぞ。

どんな理由があるにしろ、親が子を捨てるのは許されない。捨てられた子は親を許してはいけないし

夫もその行為を認めてはいけない。

育てるのもままならない状態で未成年が計画無しに子を産む行為も、簡単には認めてはいけないと思う。

結果は結果として だ。

あのおとうちゃんはなんであんなに寛大で寛容で善人なんだろう。それっていいことなんだろうか。

人として素晴らしいことなんだろうか。そうだとすれば、わたしはとても冷酷で思いやりのない人間

なんだろうな。

それならそれでもいい。わたしはひとでなしと言われてもいい。(実際ひとでなしだし)

怒る時は怒る。だって怒りを殺してきれいごとですませちゃったら、後でものすごいツケが

自分に跳ね返ってくるって、経験済みだもん。

怒りは怒りとして、押し殺さないほうがいい。たとえカメラの前でもね。

親だの夫(妻)だのいう時は、善人になんてならなくていい。


3月10日
「ウーマンラブウーマン」を観る。

3組の同性愛(レズビアン)のカップルを描いたみっつの物語のオムニバス。

1961年と1972年と2000年と年代は違っているけれど、舞台は同じ家。

第1話の1961年を描いたエピソードがとてもとても心に残る。

元教師のイーディス(バネッサ・レッドグレーヴ)とアビーは、老境を美しい花や大好きな鳥に囲まれておだやかに

暮らしていた。

ある日アビーは鳥の巣を観察している最中に心筋梗塞をおこし、梯子からから落ちて亡くなってしまう。

ひとり残されたイーディスを、アビーのたったひとりの肉親である甥っ子夫婦がやってきて、イーディスとアビーが

二人で購入して30年間過ごした家を売却するので出て行って欲しいと宣告する。

レズビアンというだけで、愛し合っていながら入籍もできず、正当な相続権もなかったために、なにひとつ

そう、最愛のアビーの思い出の品々さえも、甥っ子夫婦に持ち去られてしまうイーディス。

バネッサ・レッドグレーヴが、そんなレズビアンの哀しみを淡々と演じている。

わたしは同性愛者ではないけど、イーディスとアビーのあんな暮らしにあこがれる。

年老いて、花と鳥と 可愛らしい雑貨に囲まれた自分たちだけの「巣」に、心から愛する相手と

寄り添うようにおだやかに ゆったりと暮らす。

何者をもも憎まず、何者にもおびやかされることなく、急ぐこともなく、あせることもなく、

惑うことなく、ただ相手のことだけを気遣い、尊敬し 愛し、笑い 微笑み

そんな人生の後期を過ごせるなら、どんなに幸せだろう。

レズビアンだから ゲイだから 性同一性傷害だから

外国人だから 黒人だから、白人だから、

年だから 若いから 片親だから 体が不自由だから 病気がちだから

独身だから  子供がいないから   男だから 女だから

ああ、そんなカギカッコにくくられずに生きていきたい。

たとえ理解できなくても、受け入れて生きていきたい。どんな人生も すべて。



3月9日
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昨年3月と10月、千葉県内でミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)のサルモネラ菌によって女児が重症となる感染症例が

報告されたとして、文部科学省は9日までに、飼育に当たる児童・生徒に注意を徹底するよう都道府県教育委員会などに

緊急の指示を出した。幼稚園と小学校については、「飼育を控えるべきだ」としている。

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だそうで、 えっ えっ ミドリガメってそーなの?

ってゆーか、ミドリガメに限らずサルモネラ菌はあなどれないでしょう。

うちにも一匹いるけど、夏場 2、3日洗わないままの亀の臭気といったら強烈だし、あの甲羅にはものすごい菌だろうなぁ

とは思っていた。

なにもわざわざサルモネラいっぱいの甲羅をなめる人はいないとは思うけど(キスしてたりしてね(笑))

亀触った手を舐めるのはよしたいものだ。(って、大人は舐めないだろう フツー。え?なめるの?)

さて、先日玄関先でヒーターに灯油を詰めていたら、下駄箱の下でガリガリガリガリ・・・と音がする。

(え・・・・ネ、ネズミ?)

どうやら音は下駄箱の下の発泡スチロールの箱の中から聞こえてくるんだな。

もしかして、亀?と思って箱開けたら 亀のクサ子が冬眠から目覚めていた。

亀の冬眠係は父親なので、わたしはどこで彼女(ほんとに彼女なのか・・・?)が眠っているのかまったく知らなかった。

そーか、ここで長い眠りについていたのか、クサ子。

よくもまあ。。。。。。。さすがは亀、なんで春がきたってわかるの?すごく不思議。

3月とはいえ、まだまだ風は冷たいのに、亀にはどうしてわかるんだろう。どうして冬が過ぎるとキッパリと

目覚めるんだろう。

亀が目覚めたってことは、やっぱり春なんだなぁ




3月8日

演出家 久世光彦 急逝

わたしも「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」世代、久世光彦のドラマには独特の雰囲気があった。

「7人の刑事」はほとんど見てなかったけど、当時大好きだった作家の栗本薫が脚本を書いたエピソードが

あって、「哀しきチェイサー」って話なんだけど、それだけは見た。

栗本薫が熱狂的なファンだった沢田研二と内田裕也をメインに書き下ろした作品で、ストーリーは忘れて

しまったけど、その話の中に「猫」ってあだ名のちょっと頭の弱い女の子が出てて、沢田と内田が

たむろするスナックに勤めてる女の子なんだけど、(わたしの記憶に間違いがなければ) 坊主に近いベリーショートで

いつも泣きそうな顔してて、ちょっとかすれたみたいな 甘えたようなしゃべりかたする女の子だった。

最後はとっても理不尽な形で殺されてしまう役なんだけど、印象深くていまでも鮮明に覚えている。

つい最近 栗本薫(中島梓)の公式サイトで、久世さんの演出した「哀しきチェイサー」の思い出など書いているのを

目にした。あのドラマの時「猫」の女優は久世さんの子供を妊娠していて、その後ふたりは結婚したのだと

書かれてあって、とてもびっくりした。

今日、久世さんの告別式の様子が映った。喪主として挨拶したのは まぎれもなくあの時の「猫」だった。

もちろんあの頃の面差しは無かったけど、そのハスキーな声はあの頃のまま。

どんな経路で久世さんが自分の演出するドラマに自分の彼女を抜擢したのかは知らないけど

その後どんな成り行きでその彼女と一緒になったのかは知らないけど

そうか〜偉大な名演出家の最後を看取ったのは「猫」だったのか。

なんだか感慨深いものがある。

「猫」を演じた女優は、「のぐちともこ」という名前だったそうです。


3月7日

ヘッドライン
町内会長選びは「あみだくじ」 意欲や資質度外視 仙台

 なり手不足が深刻化する町内会の役員選びで、会長を「あみだくじ」で決めるなど、

本人の意欲や資質を度外視する事例が目立ってきた。

役員不在を回避するための窮余の策だが、町内会の課題解決力の低下や、

前例踏襲の繰り返しによる活動の形骸(けいがい)化を加速させている。(河北新報)

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だ、そーで

で・・・・・町内会って、必要なの・・・・・・?

いつも思ってた、町内会ってなんのためにあるの?いまでもそんなの必要なの?

前は隣組長だの体育委員だのが回ってきてしぶしぶ勤めてた時もあったけど、年に一回真夏の猛暑のさなかにある

隣組対抗「ゲートボール大会」だの、いい大人が輪くぐりだのボール送りだの輪投げだのじゃんけん大会だの

なにが哀しゅーて・・・とぼやきたくなるような内容のレクリエーション大会だの、楽しい楽しい秋のわらび狩りだの

(はっきり言うがわたしはわらびは嫌いだ) 特に楽しくもないけど恒例だしいまさら変更や中止しちゃうと

あとで口うるさいジジババに文句言われるとめんどくさいしって理由だけでだらだらと無駄に続けている行事の数々に

時々無性に腹が立った。

こんなに無理して近所づきあいってしなきゃならないもん?

年度始めに執り行われる総会では、一番時間がかかるのが役員選び。

誰だってやりたくないさ〜あみだで決めるってのは苦肉の策なんだと思う。うらみっこなしってことでしょう。

本人の意欲・資質 無くて当然でしょう。

だから無くしちゃえ、町内会。なーーんにもいいことない。

って、ただのぼやきですが(笑)



3月6日




昨日は喫茶おおもりで、「家電法施行記念ジョイントコンサート」と銘打って

ってのは嘘だけど(笑) とにかくライブ仲間 くどちゃんとエブリー細矢さんのライブがにぎにぎしく

開催されたのである。

この2人はまったく違った個性の持ち主なのに(年齢も(笑)) 個性と個性がぶつかりあうっていうより

うま〜く、まったりと融合して素敵な空間を作り出す。だから聴いていてもちっとも飽きない。

エブリーさんのオリジナルで定番、ボサノバ調の「エンディングサマー」はいつ聴いてもいい。

くどちゃんがギターでサポートするバージョンも素敵だし、エブリーさんの弾き語りでとつとつと歌うソロバージョンも

心にしみます。

くどちゃんはいつもながらのギターテク♪

エゴラッピンの「色彩のブルース」は本家版よりくどちゃんバージョンのほうがわたしは好き。

オリジナルの「赤い月の夜に」(だっけ?)と、いつもライブの時に歌う最初の曲(あれなんていいましたっけね。。。ごめん)

これ聴かないとライブが終わりません。好きな曲だ。

それから、彼が最近はまっているという「ハナレグミ」の「マドベーゼ」


君の泣いたり笑ったりが、僕のぬぐいきれぬ
傷だらけの日々に色をそえていく

君といて 僕を知る
何ももとめぬほどに 伝わる愛
何も飾らぬほどに 深まるライフ

          by 永積タカシ

この歌詞そのものの心境にあるあなたが、とてもとてもうらやましい。

何ももとめぬほどに 伝わる愛 かぁ〜  この先またあたしにも、そんなこと実感できる日はくるんだろうか・・・

あなたのその思いが、これからもずっとずっと、永遠に続きますように♪

楽しい素敵な時間だった♪






3月5日
夜市

恒川光太郎「夜市」を読む。

女子大生いずみは高校の同級生祐司から誘われるままに「夜市」に行くんだけど、岬の森で夜に開かれる市では

妖怪たちが世にも不思議な品々を売ってるのね。「なんでも斬れる刀」とか「黄泉で拾った石」とか「箱はりつけの箱」とか

「首」とか「老化が早く進む薬」とか(いらねーそんな薬(笑))

夜市では、望むものがなんでも手に入る。

夜市で、祐司は子供の頃「野球選手の才能」と引き替えに、一緒にいた幼い弟を売ったという。

弟を売って、引き替えに彼は野球の才能を得た彼は高校の野球部のエースとして活躍し将来も嘱望されていたけど

弟を売った罪悪感にさいなまれ弟を買い戻すために夜市に来たのだった・・・・

暗い森の奥の奥、うすぼんやりした提灯の灯りの下で不可思議な品々を売る妖怪たち。読み進んでいくほどにその光景が

浮かんできて、夜市に行ってみたくてたまらなくなる。

夢のために売った兄と、売られた弟。綴られるさまざまな光景は、あくまでも叙情的だ。

ホラーなのにおとぎ話みたいに美しくて残酷で哀しい。

兄は弟を買い戻すことができたのかは、本を読んでみてね。



3月4日
ジャズピアノ体験レッスン  講師は仙台から来てる若い女性。

体操のおねーさん系の元気のいいなかなか感じの良い先生だ。

このコースはアドリブを中心に、ソロっていうよりどっちかっていうとセッションに重点をおいたレッスン内容になるとのこと。

あとはジャズ独特のスケールとかテンションコードとか、うう・・・わたしの苦手とするところ(;^_^A

そこんとこ重点的にレッスンっていうなら、苦手意識を払拭できるかもしれんぞ。

体験レッスンはデューク・エリントンの「C JAM BLUES」の超簡単な楽譜を使って、CDに合わせて弾く。

雰囲気からいくとピアノトリオ ベースとドラムとセッションしてるみたいな感じ。

最初は譜面通り弾いていくんだけど、すぐ「じゃ軽くアドリブやってみましょう」ってことになって、2コーラスずつ先生と

わたしと交互にメロディーフェイクしていく。

「そうそう♪そんな感じで ああ〜今の感じがすごくいいですね〜♪」

って先生の言葉に乗せられてだんだんその気になっていくわたし(笑) カメラマンが「いいよいいよーセクシィーだね〜

きれいだよ〜」って熱く声かけしてモデルを脱がせていくのと  違うかっ(笑)

そりゃまあ嘘ですが〜

でもね、とっても気持ちがいいんだな。やっぱりジャズのブルーズィーな響きってすごく心地よい。

そんなわけで、即入会手続きしてきちゃった。来週の金曜から本格的にレッスン開始。

20年後、JAZZが弾けるバーサン目指して!(笑)
3月3日
隣町の楽器店に行ってキーボードスタンドとキーボードカバーを買ってくる。
いつもキーボードは机に乗せたりして急場をしのいできたんだが、どーも高さが合わなくて弾きにくい。
思い切ってスタンド購入することにした。ついでに61鍵用のカバーも買って、見た目だけはミュージシャン(笑)
ってゆーか今まではキルト布で作ったでかい袋に入れてたんだけど、「なんだこれ、琴か?」とか
言われるのよね、しかもめちゃくちゃ運びにくいときた。


楽器店のインフォメーションコーナーであるパンフレットに目がとまる。

「YAMAHA ジャズピアノレッスン」
【わかりやすく手応えのあるレッスンでジャズの名曲をマスター♪ジャズの演奏ははじめて・・・の方でも大丈夫。
ヤマハのライセンスを持つ優秀で信頼できる講師がジャズ特有のビート、コード、アドリブのしかたなどについて
わかりやすくレッスンします。】

へ〜こんなのやってるんだ・・・
ふらふら〜っとパンフレット持ってレジのおねーさんのところに向かっていたわたし。
「これについてお聞きしたいんですが・・・」
「では3階が教室になってますのでそちらで詳しくお聞きください」
なにかに取り付かれたみたいに(笑)またふらふら〜っと3階に向かう。
「ジャズピアノレッスン やってますよー現在は月曜の夜7時からグループレッスンで2名 レッスンしてます。
あとは個人レッスンは金曜の7時からやってます。もしよろしかったら今日の7時半から体験コース受講してみませんか?」
グループレッスンで他のみなさまの足をひっぱるのは悪いんで個人レッスンに挑戦してみようかしら。
「あの、初心者でもOKですか?」
「はい、まったくピアノ弾けないかたもレッスン受けにきてますよ。あとはその方の経験に基づいて譜読みできるかたなら
それ相応のレッスンになりますし。」
そんなわけで、今日 ジャズピアノの体験レッスン受けることにした。
スタンド買いに行ったはずなのに、ふっとパンフが目に入り
なーーんにも考えずにただふらふら〜っと、ほんとにふらふら〜っと申し込みしちゃった。
これもなにかの縁なのかなぁ。
「なんかやれよっ、いまのままじゃ駄目だぞ!」って天の声なのかなぁ。
まぁたしかに、今の自分の枠の中からなんとかして飛び出さなきゃだめよね。
いつまでも「自信ない〜自信ない〜」ってお経みたいに唱えてたってしかたない。



3月2日
妖怪大戦争 DTSスペシャル・エディション <初回限定生産2枚組>

妖怪大戦争(DVD)を見る 神木隆之介くんがかわいい(笑) ってか、そーゆーことじゃなくて〜
妖怪好きのわたしといたしましては、百鬼夜行見たさに DVD借りてきたのだよ。
百鬼夜行 ああ・・・・その言葉を聞くたびに 心がおどりまする。

弱虫な転校生タダシ少年が、世界の平和を守るという伝説の 「麒麟送子」に選ばれ、人類滅亡をもくろむ魔神「加藤保憲」たち
悪霊軍団に挑むってお定まりのパターン。
ラストで少年タダシは大人になって(大好きな役者津田寛治がやってるんだな♪)役所に勤めてて、大人になってしまった彼は
もはや麒麟送子でもなんでもなく、ふつうのオッサンになってて あのスネコスリ(妖怪)がいくら必死に呼んでもその声は
聞こえない。スネコスリは悲しそうにキューンって泣いて消えていく。これがなんだかせつなかったなぁ。。。。
「自分のためにつく嘘が真っ赤な嘘なら、人のためにつく嘘は真っ白な嘘だ。あの夏 僕は真っ白な嘘をついた。それが大人になる
っていうことなのかもしれない。」
みたいな台詞があってさ、弱虫な少年は麒麟送子として勇気を 学び 真っ白な、人のための嘘をつくことを覚え 大人への
入り口に立ったけど、それは子供時代に子供だけに見える さまざまなものが見えなくなっていくことでもある。

この映画ってリメイクだよね。
なんだか無性に昔の「妖怪大戦争」が見たくなって借りてきた。

妖怪大戦争(1968年版)


作りはチャチなんだが、こっちのほうが妖怪っぽい感じがするのはなじぇ〜?(笑)
そりゃ新作のほうがCG満載で映像も迫力あるだろうけど 旧作のほうがおどろおどろしくて好きだなぁ。
ラストの百鬼夜行も、こっちのほうがいい。なんだか妖怪たちが楽しそうなんだ。
つくづく妖怪になりたいと思う。 そうだ、次に生まれ変わるなら妖怪がいいな。
(これこれ、いまももうすでに妖怪になってるだろ とかいう
つっこみはシャレになんないんで。。。(笑))

で、百鬼夜行シーン見て「あれ・・・」と思った。なんで「あれ・・・」かっていうと、わたしが子供の頃見た
百鬼夜行の映像シーンとなんだか違う気がしたの。わたしが子供の頃見て、いまだにその映像が心にはっきりくっきり
焼き付いて離れないのは、妖怪の行列の最後尾、少し遅れて 「アブラスマシ」だか「ぬらりひょん」だかが、でかい扇子を
ゆっくりと振りながら歩いて行くの。
「妖怪大戦争」にはその最後の扇子ふりふり妖怪が出てこないの。 おっかしーなー、と思ってネットで調べて見た。
そこではたと気づいた。
わたしが昔見たのは「妖怪大戦争」の百鬼夜行じゃなくて「妖怪百物語」の百鬼夜行だったのである。
そーかー、百鬼夜行ってのはあの当時の妖怪映画のお約束シーンだったのね(笑)
そう思ったらもう一度「妖怪百物語」が見たくなった。


3月1日
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日本の高校生は希望無く、悩みも無く…=成績や異性交遊、米中韓と比較−青少年研

成績、友人関係、異性との交遊などに「希望」を持つ日本の高校生が、米国や中国、韓国と比べかなり少ないことが1日、
日本青少年研究所(東京)の比較意識調査で分かった。半面、「特に悩みがない」と答えた生徒の割合も1位の米国に近づいた。
同研究所は「日本の高校生の意欲の低さと勉強離れの傾向が出ている。ゆとり教育との関係なども分析したい」としている。 
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今朝、ラジオの番組で、このニュースについての某氏(誰だったっけかなぁ)のコメントを聞いた。
日本ではほとんどの子供たちが高校に進学する。でも中韓では昔の日本がそうであったように高校に進学するのはエリートだったり
経済的な余裕があったり、どうしても大学進学して勉強したいっていう確固たる信念がある子たちだという。
「質」って表現の仕方は良くないけど、つまり学生たちの心構えがそもそも違うのに、同じ質問してその結果で
「日本の高校生は希望がない」って結論づけるのってどうなんでしょう。
ってことだったんだな。

でもまぁほら、こういうなんだか権威あるみたいでよく考えるとちっとも説得力のない調査結果、好きじゃないですか〜ニッポンのメディア。
「こんなアンケート結果が出ました!」とか言って調査対象が100人程度だったり(笑)
渋谷の女子高生だけにアンケートとって、「いまどきのジョシコーセーはこんなふうに思ってます〜」って
あんた・・・渋谷の女子高生と田舎の女子高生を同じ枠で語るなよって感じですか。
でも人ってこういう調査結果でひとくくりにくくられると、妙に安心しちゃったりするのよね。
「こんな結果が出たから、あなた将来に特に希望なくて、今一番興味あるのは彼氏(彼女)のことでしょ」とか言われると
「あーーうんうん、そーそー当たってる〜」とかな。
だったいさ、こんなことアンケート調査しなくったってわかってることでしょ。
しかも中韓米の学生と比較してどうなるっての。
中国は中国 韓国は韓国 アメリカはアメリカでしょうが。
「だから日本の高校生の上昇志向は低下しており」って、だ〜か〜ら、勉強したい学生もしたくない学生も、進学したい学生もしたくない学生も
希望も悩みもあったってなくったって一緒のどんぶりで学んでるんだから、いろんな生徒がいるでしょうがよ。
ま、こんな調査結果は酒の肴にでもしてればいいわけだけど、
ラジオ番組の最後ででアナウンサーが「でも調査結果で、『クラスのみんなに好かれる人になりたい』という意見がとても
多かったってことはなんだかちょっとほっとする気がしますね。」ってしめくくってたけど、
わたしはそっちのほうが問題かなって思ったな。
みんなに好かれるってことはそんなに大切なことなんだろうか。
わたしも人並みに学生の頃はみんなに好かれたいと思った。
みんなに「いい人」って思われたい。明るくて楽しくて優しくて友達多くて・・・無意識のうちにそう思われたいと思ってた。
でも大人になって、そんなことありえないんだって気づいた。
すべての人にまんべんなく好かれるなんてありえない。
どんなにいい人でも嫌われる。
なんにもしなくても、どこかの誰かから「死んでしまえ」と呪われることだってあるじゃない。
みんなに好かれる人になるなとは言わないけど、そんなことに重点おいてるともっと大事なもん見失うよ。